「櫻坂46 3rd TOUR 2023」東京公演レポート

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櫻坂46の全国ツアー「3rd TOUR 2023」が4/12から始まり、東京公演は国立代々木競技場第一体育館にて2日間行われました。

現地リポート

両日とも天気に恵まれ、夏が近道してきたような汗ばむ陽気となりました。あと風が強くて、グッズ売場のテントは風に揺られ、ファンが贈った祝花もプラカードやバルーンが飛ばされるほどでした。メンバーの全身が写ったのぼり旗も、風を受けて強くはためいていました。

イオンカードのブースでは、関有美子の卒業を記念したパネルが飾られていました。家族や友人を紹介して入会するともらえるチェキ風フォトカードや、キャンペーンに応募すると抽選でもらえるサイン色紙も飾ってありました。また、ユニエアに登場するキャラクター化されたメンバーのグッズが景品の縁日&ガチャコーナーも隣接していました。

FCブースでは抽選会が行われており、2日間参加しましたがどちらも参加賞のステッカーでした。長期継続特典のステッカーもあわせてもらいました。3期生も登場する4月始まりのカレンダーの購入も受け付けていました。このカレンダー、メンバーの誕生日に印がついていて、好きなメンバーの顔写真を表にセットできるのですが、みんなビジュアルがすごすぎて、誰を選ぼうか迷います。

ファンからの祝花はどれもこだわりと愛を強く感じるものになっていました。会場の中には関係者からの祝花も飾ってあり、「くりぃむナンタラ」や「最強の時間割」など最近出演した番組や、新冠番組の「サクラミーツ」からもお祝いで来ていました。


グッズは桜月のフォトアルバムと生写真、夏鈴ちゃんのアクリルスタンドを購入しました。生写真の開封結果はこちらをご覧ください。

ライブレポート

※この先、公演内容に関するネタバレを含みます。これから参加される方は、観に行ってから振り返りのためにご覧いただくことをお勧めします※

ライブは2日目に観に行きましたので、その日を中心に感想、レポートをしていきます。

ふーちゃんと、初々しさ溢れる読み上げだった3期生・石森ちゃんの影ナレから始まった東京公演2日目。『Overture』には3期生の紹介映像も加わり、新生櫻坂46のライブパフォーマンスに期待が膨らみます。

OPは光の演出から始まり、徐々にメンバーの姿が明らかになっていきますが、1列に登場した中からひと目で推しメンの藤吉夏鈴ちゃんを見つけたことに自分でも驚き。そして花道の先、会場の中心にあるセンターステージには大園玲ちゃんがひとりで立ち、『Cool』が始まります。初っぱなから最新シングルのカップリング曲で会場のテンションをぶち上げました。

先日のミニライブにてフルパフォーマンスがお披露目となったこの曲。MVにも登場する髪を持ち上げて踊る振付も目をひきますが、個人的にはアイソレーションがお気に入りです。なので、その次に『半信半疑』が始まったときは「アイソレーション二部作やん!」と興奮しました。アイソレーションといえば天ちゃんですが、この日気になったのは夏鈴ちゃん。モニターに抜かれたこともそうなのですが、肉眼で見たときも「首どうなってんの?」というぐらい左右に動いていました。少し伸ばしてアレンジの加わった髪型と相まって、よりダイナミックなパフォーマンスに見えました。

3曲目は去年発売した1stアルバムのリード曲『摩擦係数』。ダブルセンターの、るんちゃんと天ちゃんを中心に激しく踊りあいます。間奏のブレイクダンスでは会場から「フー!」と歓声があがりました。


MCを挟んで披露されたのは『それが愛なのね』。天ちゃんのセンター曲である「半信半疑」と同時に披露されるのは珍しい気がします。この曲はコールでも盛り上がれるので、イントロから会場全体の一体感を味わうことになりました。さらに『恋が絶滅する日』も披露され、天ちゃんのセンター曲が連続で披露されました。

ビル街を表す背景になったら、『偶然の答え』が始まりました。ちょうどお隣の渋谷でもMVが撮影されたこの曲。センターの夏鈴ちゃんが表現するダンス、表情には切なさが滲み出てきて、歌い終わりに映し出される夏鈴ちゃんの表情は直視できないほど悲しくて儚いです。もはや芸術といって良いパフォーマンスと演出です。

ステージの映像には窓が映り、外は激しい雨が降ります。会場が自然と緑色のペンライトで染まり、天ちゃんの歌い出しで『五月雨よ』が始まります。心が洗われるようなキレイなメロディ。雨へのネガティブな感情が変わってしまうような素敵な曲です。メインステージの上段下段に別れて歌っているのですが、ラスサビの歌い出しでちょうど合流して一列になるところは圧巻です。

れなぁセンターの『もしかしたら真実』、そしてバックス曲である『無念』が披露されます。その前のダンストラックでサクラエイト的なメンバーが踊っていたので「断絶やるか?」と思いましたがこの公演では披露ありませんでした。まつりちゃんセンターの「無念」ですが、タイトルこそネガティブな感じですが、歌やパフォーマンスはむしろポジティブなので勇気をもらえます。

MCタイムで話を振られた夏鈴ちゃんは、目の前のお客さんがスケッチブックに大きく書いた「KISS」が気になってしまうと切り出します。こんなにがっつり客いじりするの珍しいなと思いつつ、そこから投げキッスのムチャ振りの雰囲気に。それを見事にかわし、その人の推しメンらしいうえむーが対象になります。ミーグリではそういう対応はしてくれないらしいのですが、「ライブではやるよ~」とノリ良くやってくれました。逆にミーグリでこそやってあげてよと思いつつ。やってもらえた人は倒れ込んでしまいそうになるほど衝撃を受けていました。夏鈴ちゃんにもやってほしかった。


MC終わりの保乃ちゃんの呼び掛けで、3期生のステージが始まります。ダンストラックでは村井優ちゃんのバキバキにカッコいいダンスが目を惹きました。そしてみんなが向かい合って円になり、『夏の近道』が始まります。おもてなし会で初パフォーマンスされた楽曲。本人達の初々しさも相まって最高にフレッシュで盛り上がります。この曲は声出し制限が緩和された影響を最も受けており、コールで会場が一体となって曲を作り上げていました。途中、センターステージからメインステージへダッシュで駆け戻るときに、ひとり転んでしまっていたのが大丈夫か心配でした。

続いて3期生のMCになり、改めてひとりひとり自己紹介をしていきます。石森ちゃんの「わぁー」、えんりこの「イヌ派?ネコ派?リコ派?」、小田倉ちゃんの「あなたの心の一等星に」小島ちゃんの「こんなぎ~!」谷口ちゃんの「涙ぼくろでキュンキュンさせるぞ」といったキャッチフレーズを入れたり、「福岡が生んだパワフルガール」と、番組に続いて先輩の武元をいじりに入る中嶋ちゃん、「最近やったひとり◯◯は、ひとり役所」と的野ちゃんが恒例の報告をしてくれるなど、個性に溢れた自己紹介でした。


次はこちらもライブ初披露となる1期生2期生全員曲の『魂のLiar』。サビでクラップをする盛り上がり必至の曲。そこからデビュー曲の『Nobody’s fault』へ続いていきます。今回のラスサビで、るんちゃんはメインステージのリフトで高いところにいたので、エビ反りジャンプはせず、「アウ!」のタイミングで顔の横で拳を作りました。さながら、サイレントマジョリティーの2番でてちがやるように。

続いて披露された『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』では会場が真っ赤なペンライトで染まります。でもちょっと待って、この曲は赤でしたっけ?まあ決まりもないと思うのでその時々でいいかもしれませんけど。今回はその前に赤い光の演出が入ったので、「流れ弾かな?」と思っていましたが。ちなみに私はそのまま白にしてましたが、夏鈴ちゃんのカラーにすればよかったですね(ホワイト×バイオレット)。

肝心の曲の内容ですが、この曲の特徴はなんといっても2番からの糸を使ったパフォーマンス。今回はセンターステージの中心に夏鈴ちゃんが立ち、その回りを円形のモニターが降りてきて囲みます。そうなると他のメンバーが夏鈴ちゃんに糸を絡めるスペースがないのですが、そのモニターに緑色の無数の光線が投影され、それがモニター越しの夏鈴ちゃんにまるで絡まっているかのように見えるという粋な演出になっていました。

そして今度こそ『流れ弾』。真っ赤なペンライトがこの曲の魅力を引き立てます。曲が始まる前にセンターステージを闊歩する保乃ちゃんには、主人公感が溢れていました。後はコールですね。「リンチパーティー!」とカッコ書きのところを歌うのが楽しかったです。


続いてメインステージに現れたのはなんと3期生。先輩たちの楽曲『Dead end』を披露しました。元々コールも盛り上がる曲ですが、3期生の歌唱と相まって楽しかったです。実は昼間にグッズを買うときにリハーサルの音漏れでやるのは分かっていたのですが、まさか3期生がやるとはサプライズでした。

その盛り上がりを引き継いだまま『条件反射で泣けて来る』へ突入。欅坂46から櫻坂46へ変わったことを表す歌詞や振付け、1期生と2期生との歌い分けがあったりの楽曲ですが、やはり一番の盛り上がりはピアノの音が炸裂する間奏部分。バキバキのダンスで会場を魅了します。

間奏のダンスといえば、次の『BAN』も素晴らしかったです。オリジナルより長くなっており、ファンの「HEY」を置き去りにするほど圧巻でした。これは映像化してほしい。

スクリーンに「Last song」の文字が現れ、最新シングルの表題曲『桜月』が披露されました。ステージの上から桜の木が降りて来て、曲の世界観をいっそう強く感じられました。最後を飾るにふさわしい、切なさ溢れる曲とパフォーマンスに、会場もサクラピンクのペンライトで彩られました。


ここからはアンコール。声出し解禁から間もないからか、コールがなかなか揃いませんでした。それでも根気強く「櫻坂!」「46!」と続いていると、この日最大級の演出が待っていました。

『Buddies』のイントロが流れ出し、ペンライトを白とサクラピンクにチェンジ。私は一階席で観ていたのですが、なにやら後方がザワザワしています。振り返ると二階席の先頭のスペースにスポットライトに照らされた黒いライブTシャツを着た女性がひとり。最初は顔を伏せていたので分かりませんでしたが、なんとちゅけもんの姿がそこに!客席の目の前でパフォーマンスが始まりました。そしてそれはちゅけだけでなく、首をさらに捻ってみると、少し離れた隣のスペースには、推しメンである夏鈴ちゃんがいるではありませんか!!ちゅけには大変申し訳ないのですが、そこからは夏鈴ちゃんのパフォーマンスを目に焼き付けました。

1番が終わるとメンバーはいなくなり、ステージでパフォーマンスするメンバーに目を向けようとしました。ところがどっこい。2番が始まり再び後ろがザワザワ。なんとちゅけと夏鈴ちゃんが場所を入れ替えて再登場。つまり、より近い位置に来たのです!マフラータオルでアピールもしましたが(もちろん胸の前の高さで)気づいてはもらえず。ステージからは遠いからと、自作したうちわを家に置いてきた後悔の念にもかられながら、夢のようなひとときを過ごしました。

客席に来たメンバーも最後はステージに残り、3期生も含めた全員でパフォーマンスしました。にしても戻るの早かったな、ダッシュしたのかな。


まつりちゃんのMCが始まり、ここでお知らせがありますと告知が。映像には富士山を望むコニファーフォレストが映り、「W-KEYAKI FES」の開催を確信、会場が盛り上がります。しかし続いて「今年の開催はありません」の文字が現れ今度は静寂が包みます。それぞれは独立して旅立つとして、日向坂46は横浜スタジアムでのひな誕祭(先日開催)、そして櫻坂もアニバーサリーライブを11月に開催すると。それでも会場の誰もが声を上げることができないなか、その開催地がZOZOマリンスタジアムと発表されて、ようやく歓声が上がりました。

まず、夏の名物であった富士急ハイランドでのライブがないこと、このツアーが終わると次のライブが11月までないのかという不安と落胆の気持ちは隠せないです。それと同時に、去年東京ドーム公演を成功させているので、次はスタジアム規模のライブかなと思っていたので、それが現実になるのは素直に喜びでした。11月で海が近いので、もしかしたら寒いかもしれませんが。

夏の時期はいつも通りであればフェスの参加もあると思うので、全く何もないことはないと思います。次のシングルも出てくるでしょうし、他の坂道の動きを見ると、次はリアルミート&グリートも行われるでしょう。全国握手会で行ったような、有観客でのミニライブもあると良いですね。そんな期待と不安の混ざった複雑な心境を抱きつつ、最後の『櫻坂の詩』でライブは幕を閉じました。

櫻坂46

Posted by ウイング