櫻坂46 8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか？」MV公開
2/21㈬に発売する、櫻坂46の8枚目シングル「何歳の頃に戻りたいのか？」のMVが公開されました。
今作のセンターには4枚目シングル「五月雨よ」でセンターを務めた山﨑天ちゃんが選ばれました。櫻坂46になって最初に任されたセンターである森田ひかるちゃん・藤吉夏鈴ちゃん・天ちゃん共にフロントメンバーであり、6枚目シングルから連続でこの3人がセンターを務めたことを考えると、このグループを象徴として引っ張っていくのはやはりこの3人が中心になっていくのかなと思いました。
また表題曲に1期生が選抜されない初めての曲となり、井上梨名ちゃんが選抜に復帰、的野美青ちゃんが初めて選抜に入りました。反対に選抜落ちとなってしまった武元唯衣ちゃん、そして今作から楽曲制作も復帰となるであろう遠藤光莉ちゃんのバックスメンバーとしての活躍にも期待しています。
それではMVについてお話していきます。
作詞は秋元康、作曲には6thシングル「Start Over!」以来となるナスカ、MV監督には「Start Over!」「承認欲求」に続いて加藤ヒデジンが務めます。ダンスの振り付けはもちろんTAKAHIRO先生です。
最初に天ちゃんがトマトジュースを飲んでいるのは成城学園前にあるジャズクラブ「THE MOMENT JAZZ CLUB」。ちなみにドリンクメニューを見てみましたが、トマトジュースは置いてないようです。
イントロから駆け出していく横には、ところざわサクラタウンにある「角川武蔵野ミュージアム」。今回は使われていませんが、高さ8メートル、壁一面に配置された「本棚劇場」で有名ですね。
1番は同じくところざわサクラタウンの中央広場にて。メンバーがお客さんとウエイトレス（3列目メンバー）に別れています。服装は違えど、少し「Cool」を思い出しますね。メンバーは黒を基調とした服装に、シックなメイクでかっこよさを演出しています。曲のタイトルからして、大人っぽさを意識しているのでしょうか。
その中で唯一派手なオレンジ色の衣装を着た天ちゃんが枯れ葉をもって駆け出していき、それをばらまくと同時にサビに突入します。サビの拳を作ってガッツポーズみたいに何度も上げ下げする振り付けがかっこいいです。
2番の舞台は式場。使われているのは埼玉の「アルタビスタガーデン」。今度は天ちゃんもウエイトレスの衣装に変わります。この曲を通してめちゃくちゃ長いポニーテールのエクステをつけていて、踊りにダイナミックさが増しますが踊るの大変そうですよね。
1番では相対するように踊っていたお客さん側とウエイトレス側のメンバーが交わって踊ります。特に印象的だったのが、その真ん中でるんちゃんと天ちゃんが「承認欲求」のダンス、夏鈴ちゃんと天ちゃんで「Start Over!」のダンスを踊っていたことです。2サビから間奏にかけてのピアノの旋律が良いですが、スタオバと作曲者が一緒なので、音楽と映像がリンクするような気がしました。このふたつの楽曲の振り付けを入れることによって、昔を回顧することを見ている側にも、もちろん演じている側にも意識させる狙いがあるのかなと思いました。
天ちゃんを持ち上げるところは生パフォーマンスではどのように表現するんですかね？そのままやりそうな予感もします。3:26のダンサーさんも交えてのアイドルジャンプは迫力があって好きです。
4:09で3重の円に囲まれて中心にいる天ちゃんがロングポニーテールを振り回しています。反時計回りに回しているので、文字通り時を遡る（過去を振り返る）ことを示しているのかなと思いました。
最後に天ちゃんの口から「櫻坂46、『何歳の頃に戻りたいのか？』」とセリフがあります。曲名をそのように表すのも初めてですし、最後が暗転ではなくホワイトアウトになるのも初めてだと思いました。
1番のサビとラスサビの歌詞は一緒なのですが、1番では昔に戻りたいと考えてみたけれど、いくつの頃が良かったかは思い出せない。それでも現実問題、過去に戻れないことは知っているから、どうせ夢を見るならば未来のことがいいと気づく。ラスサビでは迷いが吹っ切れて、自分が過去に戻りたいなんて考えていた時期は遠く過ぎ去って、今は未来に向けて夢を見ていたいという明るい気持ちに変わった気がします。
さらに別の視点で見れば、今回1期生が誰もいないわけです。全員卒業しているわけではないのですが、欅坂46、そしてその1期生の輝きを過去に感じつつ、新たなグループとしての先の未来を見据えていることを表しているようにも感じました。
これからグループの中心を担っていたゆいぽんが卒業を迎えますが、2/21の発売に向けてテレビパフォーマンスやその他の収録曲の解禁でますます盛り上がっていく、彼女たちの新・櫻前線を追っていきたいと思います。