グループの新たなマモリビト。櫻坂46の3期生ライブ「新参者」レポート!

スポンサーリンク

三坂道の新規加入したメンバーにより日替わりで行われたライブ「新参者」。櫻坂3期生の公演が千秋楽を迎えました。今回は配信で見た最終公演について、感想をお話ししていきます。

「夏の近道」のパフォーマンス衣装で登場し、先日のアニラでも披露した「夏の近道」「Anthem time」と、自身の楽曲を披露します。

その後は先輩たちの楽曲を、センターが代わりながら11人全員でパフォーマンスしていきます。「思ったよりも寂しくない」で難しいラップ部分を見事に歌い上げた的野や、可愛い仕草が垣間見える「それが愛なのね」のしーちゃん。石森は「Microscope」で、持ち前の可愛いさと歌唱力を存分に発揮してくれました。

谷口は「偶然の答え」の曲の世界観を見事に表現してくれて、村井の「ブルームーンキス」もドキッとさせるセリフで観客を沸かせました。五月雨よで11人が揃って並び、肩に手を置くところは見ていて頼もしさと期待を感じました。

当時のパフォーマンス衣装に身を包み「Nobody’s fault」を披露しましたが、やはりここでもセンター村井の存在感は目を引くものがあり、自身のセンター曲をもらえる日は近いのではないかと感じました。

流れるように続く「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」が個人的な本編のハイライトでした。先輩たちが披露するときと同様、2番でセンターの的野に糸を絡めていきます。巻き付ける様子に弱冠のぎこちなさを感じましたが、案の定、1本の糸が本来の腰の位置ではなく右腕に絡まってしまいます。ほどく際にそれだけ残ってしまい心配しましたが驚いたのはその対応。焦る様子を微塵も感じさせず、それどころかその糸を自ら絡ませてパフォーマンスに取り入れてしまったのです。私はこの日、東京ヴェルディのJ1昇格プレーオフを観戦しに行った後なので疲れで不覚にも少しうとうとしていました。でもその瞬間その対応の素晴らしさに120%覚醒しました。普通ならばアクシデントに動揺してしまう場面ですが、それさえも演出に取り入れてしまった彼女は、あの瞬間この曲を支配していました。後のMCで彼女は失敗してしまったと話していましたが、それを乗り越えた彼女はひとつ上の存在になった気がしました。

その的野に比毛をとらないほど存在感を発揮していたのが、「半信半疑」でセンターを務めた村山です。どこか色気を感じるような表情・パフォーマンスと力のこもった歌声に痺れました。そんなカッコよさを見せた反面、その後のMCで「力尽きるまで走り抜けます」と宣言した後、強すぎる言葉のチョイスに本人と観客の間に「え?」という空気ができ、思わず吹き出してしまっていたのもご愛嬌。

客席のペンライトが消え静まり返った空間に、「静寂の暴力」の力強いパフォーマンスが繰り広げられます。「力尽きる」はあながち間違いではないほどの圧巻の歌でした。

「流れ弾」でセンターを務めたえんりこは、1年前の合宿で泣いていた姿の面影を感じないほどカッコよかったです。そしてもはや自分たちの曲へと昇華しつつある「BAN」。石森の安定感ある歌声と、力強い「時間はあんなにあったじゃないか」には痺れますね。

最後は「マモリビト」で本編を締めくくります。センターのこんなぎを筆頭に素晴らしいパフォーマンスでした。

アンコールでいつものライブTシャツ姿で登場し、「Buddies」「櫻坂の詩」を披露しました。MCで話しているように、10公演を通しての成長をこちらからも感じますし、3期生の絆が深まったのはとても嬉しいです。バックスライブに参加するメンバーはさらなる成長を見せてくれるでしょう。

終わったかと思いきや、客席の明かりはまだつきません。観客からも驚きの声が混じるなか、ダブルアンコールの発動です。

メンバーが着ている衣装を見て、まさかと思いました。しかし村山がはぶちゃん、ゆいぽんの卒業に涙ながらに触れ、グループのこれからの未来を引き継いでいきますと決意を語り、欅坂46の「語るなら未来を」をパフォーマンスしました。3期生がこんなにも早く欅の曲をやると思わなかったので驚きでした。加入したのは櫻坂46に改名した後ですが、ちゃんとその空気感をまとっているのを感じました。特にセンターのしーちゃんは、瞳に宿すものがてちのそれでした。オリジナルメンバーはいないけど、他のアイドルがカバーするのとはまた違う、言葉にするのが難しいですがそんな印象です。Buddies、いやケヤヲタのペンライト・コールも完璧でした。

曲のチョイスも素晴らしいと思いました。今、そして3期生がやることにより意味を持ちます。「新せ界」で欅の展示をあえて目立たせていなかったのも、そういうことかもしれません。

パフォーマンス後、石森は色んな感情が溢れて涙を流し、他のメンバーについてもまさに力を出し尽くした様子の中、全10公演を走り抜けた満足感が漂っていました。

各グループの新加入生によるライブ「新参者」。観たのは配信2回、櫻坂の公演のみですが、この期間を通しての成長を強く感じました。

あなたたちはもう櫻坂46そのものです。これからの活動、胸を張って先輩と共に坂道を駆け上がってください。応援しています。

櫻坂46

Posted by ウイング