櫻坂46 3rd TOUR FINAL@大阪城ホール 感想レポート
4月から始まったツアーが6/1に大阪で千秋楽を迎え、その模様を配信で視聴しました。集大成となるパフォーマンスや、先日MVが公開された6/28発売の新曲「Start over!」の初披露に注目が集まりました。
天様とこんなぎの影ナレから始まり、私が観に行った代々木公演、神奈川公演で見た、あるいはそれ以上のクオリティでパフォーマンスしていきます。
「それが愛なのね」の冒頭でセンターの天ちゃんが会場を煽りますが、その後のMCでもコールを実施。「私たちってかわい(い～)、面白(い～)、ダンスがうま(い～)、みんなのことが大好(き～)」と、末尾を言わせる独特のコールで沸かせました。楽しそうだったので、今後も定期的にやってほしい。
三期生も見るたびに成長を重ねているのを感じました。「夏の近道」はおもてなし会から何度となく見させてもらっていますが、MVでは村井ちゃんと山下ちゃんが限定的な参加なので、11人全員でのパフォーマンスは貴重だなと感じさせられます。
キャッチコピーを含めた自己紹介も、毎回変化をつけてくれます。実はキックボクシングをやっていたパワー担当、小田倉ちゃんが披露するというダジャレを生で聞いてみたかったです。
Buddiesも一緒に「こんなぎ～！」の挨拶が楽しい小島ちゃんは、「さわやかポニー担当になりきれない、楽屋の会話泥棒」とのこと。今後そこさくで楽屋隠し撮り企画やってくれたらぜひとも確認したいですね。
眉毛をカットして幼さが増したように感じる的野ちゃんは、「みんなに甘えちゃうぞ、と見せかけて射ぬいちゃうぞ」と変化球なキャッチコピーで盛り上げました。
ライブ後半に三期生のみで披露される「Dead end」もクオリティが高く、会場のボルテージをもう一段階引き上げます。マイペースと話すセンター村井ちゃんのダンスはもちろん、「ツアーファイナル、行くぞ～！」「Buddies、手を上げろ～！」という煽りが素晴らしいなと感じました。
あとはなんといっても「BAN」です。神奈川公演の3日目にも披露されたそうですが、最初に三期生だけで披露。研修の課題曲でもあったので、ドキュメンタリーから追っているとなおさら上がりますね。ふわふわした印象の石森ちゃんから発せられる、怒号にも似た「時間はあんなにあったじゃないか」は最高です。そして2番から登場する一期・二期の選抜メンバー。主人公感というかラスボス感というか、その存在感はやはり圧倒的です。2番後の間奏、このライブ限定の特別仕様がカッコよくてたまらないですね。初見だと「HEY!」が置き去りになるの回避不可能説。
今回のライブのハイライトと言ってもいい、アンコールでの「Start over! 」初披露。直前にはMVの再生回数も100万回を超え、披露されるのか注目されていました。ベースから始まるイントロで会場は一気に沸きます。センター夏鈴ちゃんの泣き声ようなものが聞こえ、悲痛な表情を捉えます。その曲の世界観を120％表現する、夏鈴ちゃんの真骨頂です。衣装はMVと同じで、スカートは共通ですがトップスや靴はメンバーによってデザインが違います。るんちゃんもMV同様にメガネをかけたパフォーマンス。客席に飛んでいっちゃうのではと心配したそうです。MVもですけどその可愛さに衝撃を受けました。「メガネ外したら美人だった」ってありますけど、その逆「メガネつけても美人だった」。そしてMCでライブTシャツに着替えてきたるんちゃんを見て、「メガネ外したら美人だった」状態が出来上がりました。
1サビのメンバーの上に夏鈴ちゃんが乗るパフォーマンスもそのままあります。ちょうど座る夏鈴ちゃんのお尻部分を担当したのは、風鈴姉妹でも土台をつとめるふーちゃん。この曲は体を張るパフォーマンスが多く、夏鈴ちゃんがゆいぽんをお姫様抱っこしながら回転する場面もありました。
MVが公開されて間もないのに、すでに生パフォーマンスがそれを超えにかかってました。配信でこれだけ圧倒されたのですから、現地で見た人が受けた衝撃は凄まじいことでしょう。あれ？これ次に生で見られる機会はいつだ？フェス？
ただひとつ不安なのが夏鈴ちゃんの体力の消耗です。本来ならその後のMC でセンターからの言葉を聞きたいところでしたが姿はなく。「Buddies」も参加してなかったので不安でした。しかし最後の「櫻坂の詩」ではその姿を見せてくれたので良かったです。
そして曲の披露が全て終わり、まつりちゃんが締めの挨拶をするタイミングで夏鈴ちゃんにひと言求めます。夏鈴ちゃんは涙で声を震わせながら、「楽曲のなかで、力強く、自由に生きることが出来て、すごく幸せでした」と感想を話しました。曲の披露まで最もプレッシャーを感じていたと思うし、改めてセンターの重圧というものを垣間見た気がします。その後の表情を見ても、そこから少しは解放されたのかなと思うとひと安心です。れなぁからバトンを受けて、ここからが本当の6thシングルの期間になります。テレビでの披露や取材などで忙しくなると思いますが、なにより体調に気をつけて、この期間を駆け抜けてほしいと願います。あの深い深いお辞儀は胸に突き刺さりました。
アンコールでのMC で、ゆいぽんが「ずっとBuddiesでいてほしい。もらったパワーを出していきたい」と話していたのが印象的でした。自分自身、ライブを観に行った時に「果たして自分はみんなが努力した分の、もらっただけのパワーを活かしきれているのだろうか」と、似たようなことを考えたからです。ファンは基本的に与えられる側かもしれないので、そんな難しいことは考えなくてもいいのかもしれませんが。せっかくもらったこのパワー、元気玉にして自分の生活に、人生に役立てて、そして再び櫻坂46に還元していきたいなと思いました。
