最高のがんばりき! 「櫻坂46 2nd TOUR 2022 ”As you know?”」東京ドーム公演レポ
9/29から始まった全国ツアー「櫻坂46 2nd TOUR 2022 ”As you know?”」が、11/8,9の東京ドーム公演を持って千秋楽を迎えました。このツアーファイナルでは、これまで欅坂46から現在までの約7年間、グループの1期生そしてキャプテンとして中心的な活躍を見せた菅井友香(ゆっかー)の卒業セレモニーも行われました。
東京ドーム公演の2日間に行きましたので、実際に体験したものを踏まえて感想を書いていきます。
目次
グッズ
まずは、販売方法に賛否あったグッズについてです。当日の事前予約がなく、前日に行われた池袋での事前販売も行けなかったので、当日に並んで買いました。
これまでと違ったのは、事前に欲しいものをリスト化して購入がスムーズになる「QOくん」システムの導入です。待ち時間の間に自分のほしいグッズをお気に入り登録し、そのデータを事前にQRコード化してくれます。レジの直前でQRを読み取ってレシート化し、それを渡して購入になります。
私みたいにたくさん購入する人にとっては、いちいちスタッフに伝えずに買うことができるので便利な反面、電波の悪い状況ではなかなかそのページを開き、QRコード化することができませんでした。まあレジまでには間に合ったんですけども。
あと、現在売っているグッズの状況がタイムリーに更新されていくので、自分のほしいグッズが売り切れていないかをチェックすることもできました。それでびっくりしたのは、売り切れる早さです。私は12時くらいに並び始めたのですが、夏鈴ちゃんのマフラータオルがさっそく売り切れになってびっくりしました。私は元々マフラータオルは買わないつもりでしたが、レジに着く頃にはほとんどすべてのメンバーのタオルが売り切れてました。
12時から並び、結局購入できたのは14時40分過ぎ。つまり2時間40分並んでようやく買うことができました。当日は現金のみ有効だったので、大金持って歩くのは少し緊張したし、お金が目に見えて減っていくのがなんかダメージでした。
ちなみに生写真のグッズ列はまた別で並び直す必要があり、そちらは30分ほど並んで購入しました。こちらはQOくんのシステムはなかったので、スタッフに直接伝えます。私は6種類全部購入したので、がんばって対応してもらいました(笑)
FC抽選会
ファンクラブのマイページに表示されるQRコードを使って抽選を行うのですが、今回の抽選方法は参加賞でもらえるステッカーに、どの賞が当たったかが記されていました(上記グッズ紹介の動画参照)。
2日間とも挑戦しましたが、両日ともB賞「オリジナルクリアポーチ」をゲットすることができました。ゆっかーのメッセージ付きステッカーもあわせてもらえました。
イオンカードブース
櫻坂46(欅坂46)のイオンカードを作る、あるいは持っていることで様々な特典がもらえるブースです。その中で今回は、「AEON Pay」の登録でもらえるブロマイドをもらいました。ゆっかーのブロマイドは6種の中からランダムで1枚もらうことができました(上記グッズ紹介の動画参照)。
ライブレポート
影ナレは、初日は上村莉菜、関有美子のケガ・体調不良からの復帰コンビでした。うえむーは腕にまだテーピングを巻いていましたが無事に戻ってきてくれて良かったです。
2日目は増本綺良、土生瑞穂、そして菅井友香が務めました。きらちゃんはゆっかーと親分子分の関係を築き、土生ちゃんは一番の仲良しメンバーです。
Overture ~ 条件反射で泣けてくる
今回は開演から最初のMCまでペンライトの使用が制限されており、欅坂46の2018年のツアーを思い出します。
ステージの背面を全面に使った光りの飛び交う演出。メンバーが徐々に集結していき、田村保乃(ほのす)・藤吉夏鈴・森田ひかる(るんちゃん)・山﨑天の4人が、照明に照らされたガラス張りの箱に入ってバックステージからメインステージに移動していきます。その4人の表情のかっこよさはやばい。表題センターを経験していない夏鈴ちゃんも含まれていたのは嬉しいですし、改めて主役が1期生から2期生に受け継がれていることを感じました。
1曲目はアルバムに収録された「条件反射で泣けてくる」。天ちゃんがセンターで、このツアーで初お披露目されました。ピアノの転調のところで、天ちゃんが乱れ弾きしているピアノが花道を奥へと移動していきます。「自分の気持ちに抗えない」のところで見せる笑顔がかっこよくて可愛かったです。
BAN ~ Dead end
注目はなんといっても”移動ステージ”。会場の中央を左右に移動する、四角い大きなステージの上でメンバーが「BAN」をパフォーマンスします。初日はアリーナD6ブロックで見たのですが、ほんとに目の前を移動していくので、握手会の次に近い距離で見ることができました。感激です。曲の最後の足踏みをするところで、靴の「ダンダン!」という音も聞こえてきました。
あとすごいなと思ったのが、ステージが花道を横断するために、花道の一部が跳ね橋みたいになっていて、「Dead end 」の前、メンバーがバックステージまで来て、行進をしている間にスタッフが急ピッチで道を作っていたことです。メンバーが歩いてくるギリギリまで作業していたので、ハラハラして見守っていました。凄い早技でした。
断絶 ~ 流れ弾
4thの櫻エイトによる曲ですが、始まる前のノックの演出が最高にかっこよかったです。メロディもダンスもよかった。
2日目の「流れ弾」、2番のみぃちゃんと夏鈴ちゃんのセリフを息を切らしながらも叫ぶように言う様が、全力のパフォーマンスということがより伝わってきて凄かったです。
タイムマシーンでYeah! ~ One-way stairs ~ ずっと春だったらなあ ~ 制服の人魚
ここからユニット曲が続きます。タイムマシーンは1期生がゴンドラに乗りながらアリーナの外周を回ります。みんなの衣装が可愛かったです。会場のウェーブの一体感も楽しかった。
「制服の人魚」では花道を4人が箱形のセットの中や上でパフォーマンスしていて、歌、踊り、表情どれも素晴らしかったです。
五月雨よ
玲ちゃんが本を読んでいるシーンから始まり、ステージには緑の大きな木々が映し出されます。最初はここで欅の曲をやるのかと思いましたが、雨が降り出してきて「五月雨よ」だと気づきました。櫻坂の中でも過去最高に可愛い衣装だったような気がします。
なぜ 恋をして来なかったんだろう? ~ Nobody’s fault
ライブの定番、安定の神曲の「なぜ恋」。今回の2番の演出は以前にもあった”光るロープ”を夏鈴ちゃんに絡ませていきます。そして。ロープを解いて、普段なら横たわるメンバーの周りを駆け回る場面で、なんと夏鈴ちゃんが宙を舞いました。フライングです。助走をつけてぐわんと飛び出す姿は圧巻で、難しいと思うのですが簡単にやってのけている姿が誇らしかったです。
I’m in ~ Buddies
バックスの曲はやらないかなと予想していたので少し驚いたのですが、「I’m in」がこちらも移動ステージで披露されました。ラスサビのところで銀テープが発射され、初日は真上に振ってきました。何か書いてある訳ではないですが、もらえることができて嬉しかったです。
車間距離 ~ 恋が絶滅する日 ~ 摩擦係数
本編のクライマックス。今日これまで披露された曲が少しアレンジされてワンフレーズずつ披露されていく演出がめちゃくちゃ好きでした。あそこだけで何回でも見れますね。そしてステージに表示される「LAST SONG」の文字。「摩擦係数」はケヤフェスでも見ましたが、そこからさらにダンス、演出も進化して最高に仕上がった曲でした。
初日アンコール 10月のプールに飛び込んだ
ここまで「Fusion」感がなかったライブですが、欅坂46の「Overture」が流れてきてテンション爆上がり。会場も一斉に緑のペンライトで埋め尽くされていきます。映像はゆっかーが過去の写真や衣装を身に纏った姿が映し出されていきました。
そして披露された10プー。欅のラストアルバムに収録され、2020年のイオン会員ライブとLAST LIVEにて披露された曲です。有観客で披露されるのは初。最高にうれしかったです。歌い出し、誰かのうわずった声が入り、最初はなにかミスかと思いましたが、メンバーが泣きながら歌っているのだとわかりました。特にほのすの顔をゆがめるような表情に胸が締め付けられました。幻の9thシングル。元はてち、そして披露された時はるんちゃんがセンターを務めていましたが、今回はゆっかーがセンターでした。
ヒールの高さ
ゆっかーとあかねんのユニット曲ですが、今回は土生ちゃんが相方を務めました。仲良しコンビの二人でゴンドラに乗り、アリーナ外周を回ります。この曲が生で聴けたのも貴重な体験でした。
青空が違う
ついに一人になってしまったユニット”青空とMARRY”の神曲。ゆっかーの歌声を堪能できると言う点では、これはこれで良かったです。
世界には愛しかない
MV仕様で、今回センターを務めるゆっかーの叫び声から始まります。センター部分のポエトリーを担当しつつ、自分の担当の2番、「夕立も、予測できない未来も、嫌いじゃない!」で見せた笑顔は、過去最高に輝いていました。
Wアンコール その日まで
初日はないかなと思っていたWアンコールで、水色のワンピース衣装で登場したゆっかーと、ライブTシャツを着たメンバーたち。MCではなんと、ゆっかーからメンバーひとりひとりにメッセージを伝えていきます。「絶対に泣かないと決めてたのに」と声を震わせて涙を流す関ちゃんが印象的でしたし、ゆっかーは全員の細かいところをよく見て、知っているんだなぁと感心しました。さすがキャプテン。
そして驚いたのが、遠藤光莉(えんぴか)がいたことです。体調不良でお休みしていましたが、このアンコールだけ出演してくれました。髪はセミロングになり、色も茶髪にイメチェンしていたので最初、すぐには気づかなかったです。なによりさらに可愛くなっていました。
さらにサプライズで、ゆっかーから新キャプテンの発表があり、これまで副キャプテンを務めてきた松田里奈(まつりちゃん)が就任しました。これ以上ない適任だと思っているし、大変なこともあるかもしれないですが、まつりちゃんらしく続けてくれればと思います。応援しています。
「その日まで」は、ゆっかーが歌いながら、メンバーが待つ花道を歩いて行きます。「僕のジレンマ」のように、ひとりひとりと踊っていく姿、そして2期生・1期生それぞれでゆっかーに抱きつくシーンは感動しました。最後、センターステージにゆっか―が駆け戻っていく際に、メンバーの作った”がんばりきポーズ”のアーチ?の間を進む姿が楽しげだけど、寂しかった。
2日目アンコール 不協和音
イントロを聞いた時に、おもわずガッツポーズが出ちゃいました。2019年の衝撃が再び体を走りました。センターはゆっかー。2番の「僕は嫌だ」はほのす。あっという間に終わってしまいましたが、ゆっかーの魂の叫びは心に刻まれました。
砂塵
こちらも有観客で初披露の「砂塵」。これは元々ゆっかーのセンター曲ですね。不協和音から一転、今度は明るくパフォーマンスします。夏鈴ちゃんに続き、ゆっかーもフライングで東京ドームを舞いました。
卒業セレモニー ~ その日まで
2日目は2曲と短めでしたが、ここから映像が流れます。ゆっかーが自身のスマホに入った過去の写真を見せながら、過去を振り返っていきます。見ているこちらまで懐かしさが込み上げてきました。終わるとセレモニーが始まり、ゆっかーは水色のドレスにキラキラのティアラをつけて登場。最後のメッセージを届けてくれます。手紙を用意せずに言葉を紡ぐ様子は、さすがだなと感心しながら聞いていました。
話し終えるとメンバーが現れ、今度はみんなからゆっかーへ、ひとりひとり手紙を読み上げ、花を一輪ずつ渡していきます。最も印象的だったのは、普段あまり涙をみせない土生ちゃんが泣いていたことです。
最後は「その日まで」を披露して公演が終了。去って行く姿が寂しかったけれど、振り返って「がんばりき」と笑顔でポーズを見せてくれたことで笑顔で終わることができました。
最後に
今回うちわを作って臨んだのですが、フリーの振付けで会場を回るような曲がほとんどなかったのと、2日目はスタンド席で距離もあったので、あまり活用することができませんでした。初日も、夏鈴ちゃんにはまったくアピールできずでしたが、ゆっかーが花道を通ったときに、ポーズはなかったけどこちらのほうを見てうなずいて微笑んでいたので、もしかしたら気づいてくれた?と思うことにします。
欅坂46の曲が披露されたのは、単純に貴重でしたし、なによりメンバー全員でパフォーマンスできたのが良かったなと思いました。それだけ人数が減ったということもありますが、それでも良かった。
欅坂46・櫻坂46のキャプテン、中心としてグループを引っ張り、支えてくれたゆっかーの卒業は悲しいけれど、寂しいけれど。これからのゆっかーの人生を応援したいと思います。また何かしらの形で我々の前に姿を見せてくれたら嬉しいけれど、今はゆっくり過ごしてほしいなと思います。
そして、まつり新キャプテンのもとで新たな歩みを進めていくことになる櫻坂46。これから3期生も入ってくるなかで、また進化してくれる姿を楽しみにしています。
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